このページでは、 私が編集という仕事に、どのような姿勢で向き合っているのか、 その考え方と判断の軸を記しています。 制作物の奥にある「編集の構え」を言葉にしたものです。

編集が、最も機能する場面

私は完成した答えを美しく仕上げるためだけに、編集を行っているわけではありません。 むしろ、「まだ答えが定まっていない段階」にこそ最も力を発揮します。

ブランドやプロジェクトには、必ず「語るべき何か」があります。 しかしその多くは、言葉になりきっていなかったり、情報としては存在していても、 どこから語るべきか、どこまで語るべきかが整理されていない状態にあります。

私はそうした未分化な想いや価値の輪郭を見極め、 語ってよいこと/語らないほうがよいことを選び取り、 最終的に“信じられるかたち”へと整えていく編集を行っています。

記事、動画、広告、カタログ── 媒体や形式が異なっても、考え方は変わりません。 言葉だけ、映像だけ、構成だけで判断するのではなく、 言葉・構成・映像を横断しながら、 ひとつの体験としてどう立ち上がるかを設計することを重視しています。

そのため、 「とにかく数をつくりたい」「決まった型に当てはめたい」 というフェーズよりも、

• 何を軸に語るべきか、まだ定まっていない

• ブランドの世界観を崩さずに表現したい

• 媒体ごとにメッセージが分断されてしまっている

• 情報としては正しいが、感情として届いていない

そうした状況において、 編集という視点で“判断を引き受けること”が私の役割です。

最終的なアウトプットが、 記事になるのか、動画になるのか、広告になるのかは、 最初から決まっていなくても構いません。 重要なのは、そのプロジェクトが、どの順番で、どの温度で、 誰の心に届くべきかを見極めることだと考えています。

「どうつくるか」ではなく、 「なぜ、そうつくるのか」。 その判断を必要とする場面でこそ、 この編集は最も機能します。

伝わるための、設計と思考

「編集」という仕事の本質は、言葉を並べることでも、ただ美しいビジュアルをつくることでもありません。それは、誰かの想いを受けとめ、まだ見ぬ誰かの心に届くように、かたちを与えていく行為です。

時代の空気を読み、生活者の気分を感じ取り、プロダクトやブランドが持つ物語に耳を傾け、最もふさわしい表現へと導いていく──それが、私の考える「編集」です。

雑誌編集の現場で培ったスキルは、コンテンツの本質を見極め、最適な表現手法を選び取り、チームをまとめてかたちにする、いわば総合的なクリエイティブディレクションへとつながっています。編集者という立場でありながら、文章だけでなく、ビジュアル表現や構成、演出、トーン設計にまで深く関与し、ひとつの世界観を統合的に作り上げる──そのすべてに心を注いできました。

現在は、記事やWebコンテンツにとどまらず、ブランドムービーや広告動画、カタログといったビジュアルコンテンツの制作も行っています。「伝える」のではなく、「伝わる」ものをつくるために。言葉と映像、構成と感情、想いと温度感をつなぎ合わせ、クライアントの価値や哲学を、最適なストーリーへと昇華させていきます。

ブランディング、プロモーション、マーケティング、コンテンツ制作──そのすべてに横断的にかかわりながら、言葉と映像、構成と感情、想いと温度感をつなぐ。それが、私が提供する「編集」です。

Creative Philosophy

The essence of editorial work lies not in lining up words or simply crafting beautiful visuals.
It is the act of receiving someone’s thoughts and shaping them so they reach the hearts of others yet unseen.

Reading the air of the times, sensing the mood of people’s lives, listening to the stories carried by products and brands─then guiding them to the most appropriate form of expression.
That is what I call “editing.”

The skills I honed in magazine editorial have evolved into a comprehensive form of creative direction─identifying the core of content, selecting the most fitting approach, and shaping it in collaboration with a team.
Though my title is “editor,” my involvement goes far beyond words─deeply engaged in visual expression, structure, direction, tone-setting—bringing together all elements to craft a cohesive world.

Today, my work spans not only articles and web content, but also brand movies, commercial videos, catalogs, and other forms of visual media.
To create not just what communicates, but what resonates.
I weave together language and imagery, structure and emotion, intent and atmosphere─to elevate a client’s value and philosophy into its most compelling story.

Branding, promotion, marketing, content creation─
I work across all of these domains, connecting words with visuals, structure with sentiment, emotion with temperature.
That is the kind of “editing” I offer.